幸色ワンルームは誘拐被害を誘発する?
幸色ワンルームという漫画、私もpixivで読んでいます。
特に深くは考えず、独特の空気感が好きだなぁと思っていたのですが、 この漫画の危険性を書いたブログを見て、少し考えさせられました。
この漫画は、 イジメや虐待を受けていた女子中学生が、 誘拐犯の優しいお兄さんと出会い、 「一緒に逃げよう。逃げ切れたらお兄さんと結婚する!」と誓うお話。
https://note.mu/amakara_no_tare/n/n1d53c127753b
↑ このブログには、未成年誘拐や監禁の被害者が「自らの意思で誘拐されたんでしょ?」と思われる二次被害や、 この漫画を読んだ思春期の子達が、誘拐への警戒心を失くすことへの危惧が書かれていました。
そっかー。と妙に納得。
私がなんとなくこの漫画に惹かれたのは、 「ここではない何処かへ行きたい」 と思っていた思春期の記憶を引きずっているからなのかも。
虚無な毎日から私を攫ってくれる誘拐犯は、さながら王子様のよう。 犯罪者になるのも厭わず、ただただ私と一緒にいたいのだと言う。 思春期の女の子なら憧れてしまうシチュエーションです。
私はいいオバサンなのでキュンキュンしつつ読んで終わる訳ですが、 思春期の子が読んだら「私にもそんな人が現れたらいいのに‥」って思っちゃうかもですね。
そう言えば、 「家庭教師=大学生のイケメンで恋に落ちる!」という少女漫画のテンプレに憧れました。 「誘拐犯=優しいお兄さんで嫌なことはしない人もいる」というテンプレができたら大変です。
分別ある大人が見るぶんには良いけど、子供に見せるのは危険かも‥と思えてきました。